退院時の日常生活 | 猪狩失語症研究所

この1年の（2013年7月～2014年6月）の日常生活は下記の通りです。

2013年10月から会社に出社
1. 良かった点
  1. 週1,2回で出社時間は13時～16時
  2. 働いていると言う意識の始まり
  3. 当時はメールを10分間に10～15文字くらい打ってた（想定で健康な時に10分間で900文字が打ったとします。そうすると60倍～90倍掛かる）
2. 悪かった点
  1. 一年間は眠たかった（疲れた？）
  2. 話をして何を話したのか、わからない事があった
  3. 満員電車が怖かった
煙草
1. 良かった点
  1. 1日、1箱半～2箱吸っていたが、やめた
お酒
1. 良かった点
  1. 飲み会の席など、ビールかサワーを1杯～3杯飲んだ（1ヶ月で1,2回）
  2. 1人で飲むことは無かった
2. 悪かった点
  1. 後々、飲み会が多くなって来た（2014年春位）
歯ブラシ、髭剃り
1. 良かった点
  1. 電動歯ブラシを買って綺麗に磨けた
  2. 以前は手動で髭剃りを行っていたが、電動髭剃りを買った
2. 悪かった点
  1. 暫くの髭剃りは、左手なので剃れない所もあった
風呂・シャワー
1. 良かった点
  1. 右手が使えないので背中は風呂の壁に石鹼を付けて洗った（入院中に看護師さんに教えてもらった）
2. 悪かった点
  1. 冬の寒い時だと暫くは腕も足も痙縮して動かなくなる
散髪
1. 良かった点
  1. 一番最初、社員に連れて行ってもらい注文を伝えて散髪をしてもらう
2. 悪かった点
  1. 話しかけて来る店員は嫌だった(相槌を感じ)
  2. 店員の話しかけている内容が判らなかった
掃除
1. 良かった点
  1. 掃除機を片手でこなすなど時間が掛かってもこなす様にした
2. 悪かった点
  1. テレビ等の大物を持つと腕も足も痙縮して動かなくなる
洗濯
1. 良かった点
  1. パンツ、靴下等は乾燥機を使う
  2. ハンガーに掛ける物だと外に干す
2. 悪かった点
  1. 洗濯物干しのクリップが片手だと動かない
料理
1. 良かった点
  1. スーパーのカット野菜を使用
  2. 冷凍食品の使用で簡単に作れた
2. 悪かった点
  1. 片手だと包丁は難しい
  2. 食器を洗うのが片手だと難しい
定食屋、喫茶店に行った
1. 良かった点
  1. メニューを家で練習して注文をした（例えば、タンメン一つとか、鯖の塩焼き定食一つ）
2. 悪かった点
  1. 一部、お店が嫌な所もあった（良：嫌＝9:1）
  2. 混んでるのは避けて通っていた
スーパーに買物
1. 良かった点
  1. 店員がカゴから袋に入れてくれる
  2. 店員に場所を聞く（例えば、コーヒーどこ？）
2. 悪かった点
  1. 大量に買い込むと腕も足も痙縮して動かなくなる
  2. 小銭があるにも関わらず合計が701円だと1,000円を出してすましていた
友人の飲み会・食事会
1. 良かった点
  1. コミュニケーションは取れた
  2. 友人と会うのが楽しく元気になった
  3. 左手で箸を上手に使っていた
2. 悪かった点
  1. 失語症で話せない事にイライラした
  2. 友人に後で聞いたら、私が喋れない事に驚いた
社員・取引先の飲み会
1. 良かった点
  1. コミュニケーションは取れた
  2. 私は喋れないのですが、仕事の話しをすると楽しかった
2. 悪かった点
  1. 失語症で話せない事にイライラした
  2. 右半身不随は恥ずかしかった
  3. 早く家に帰りたいと思ってた
散歩
1. 良かった点
  1. 5～6㎞くらい健康のために歩いた
2. 悪かった点
  1. 平らに感じる道も段差を敏感に感じ歩行が厳しかった
エレベーターの「開」、「閉」
1. 良かった点
  1. コンソールの「開」、「閉」は分かった
2. 悪かった点
  1. 図（◀▶、▶◀）で書いてあるコンソールは分からなくなった
インターネットで検索
1. 良かった点
  1. ネットで検索は出来た（より良いキーワードは浮かばなかった）
2. 悪かった点
  1. 文字を書くのが60～90倍掛かり、ちょっと諦めてた
  2. ネットで調べるという発想ができないため時間が掛かる