失語症の症状(標準失語症検査ではなくて)は、下記の表より症状は悪かったのですが、入院中なので気が付かなかったんです。
医師、看護師及び家族が、失語症の私に対して丁寧な話をしてくれることに気づかなくで、日常会話では殆ど喋れない事に気付かなかったんです。
■話す
- 看護師に「おはよう」と言うけども、知らない先生や病気後に初めて会う友人に対して、なんて話すか分からなくなり話せなくなる(ある意味、緊張していたと思う)
- ST(言語聴覚士)の練習で単語は話せたが、文になると話せない(頭の中のイメージが出来ないか、イメージが出来ているんですけども文章に出来ない)
- 平仮名1文字や知らない言葉(例えばロシア人の名前)が話せない
- 数字(例えば、電話番号や金額)や日付は分かっているのだが喋れない(“読む”、“書く”だけ)
- 相槌を打っている言葉は正常だが、一部の単語は、たどたどしい言葉になる
- 言葉を言い間違える(例えば「左」と「右」が反対に話す)
■聴く
- 数字(例えば、電話番号や金額)や日付は聞けなかった(“読む”、“書く”だけ)
- 例えば、友人が東京近郊に住んでいる人なら誰でもわかる「練馬に住んでいる」と言ったら、私は「ねりま…?」と意味不明になっている(多分、漢字が浮かんでこないので、この様になっている)
- 上記のパターンは地名だが、身の回り品や仕事の話しになると意味がわからなくなる
- 仕事の話や人の会話が続くとわからなくなる
■読む
- マンガは読めたが雑誌は読めなかった
- 言葉が出ないけど、マンガはイメージで読むことが出来た(確かに笑っていた)
- 漢字は読めたけど、所々、平仮名が読めなかった
■書く
- 4ヶ月のST(言語聴覚士)の練習で左手で氏名、住所は書く事が出来た
- 標準失語症検査(Bリハビリセンターの失語症検査)では半分ぐらい内容が覚えられて、後の“書く”は全く出来なかった
- 頭の中の文字が浮かばない
「物事を考える」機能は10あるとしたら1,2です。当時は、まだ気づいていなかったです。後は、言葉を言い間違えるか、ある「言葉」を形にすることができず、能力があってもそれを人に伝えることが出来ないと言う苦しい事態が生じました。